ブエノス・アイレス2018ユースオリンピックアジア予選1日目

いよいよ予選がスタート。風速はスタート艇のアナウンスで平均8メートル。体格のいい選手で13Mから15Mのカイトサイズを使用していました。唐門選手は10Mを使用。海面のコンディションはちょうど富津南海面で潮の引いた時の様な、インサイドはモモコシ位の波でアウトはチョッピー。TT:Rと言えばこの横に長いブイ(みんなはソーセージと呼んでいます)。

このブイがポートサイドになる第2ブイと第3ブイの間、スターボサイドの第3ブイと第4ブイの間に設置されています。高さはヒザくらいですが、うねりの大きさ次第で上下するので胸くらいの大きさになる時もあります。そのブイにフルスピードでチョッピー海面に合わせてポップで越えなければならないので、かなりのスキルが必要とされます。

エアーの様に飛んでしまうとスピードが減速していまうので、なるべくブイの高さギリギリを越える様に選手達はポップで越えてました。それが両サイドなのでどっちが得意とか言ってられません。TT:Rはアップウインドがなくアビームとダウンでのコースなので、スタートでいいポジションを取ることとターン時のカイトダウンループ。

それにこのブイを越える時のポップの3つが順位を左右します。1レース目の予選では唐門選手は4番手で好スタートを切りました!
第3ブイで3位の選手がダウンループに失敗して上手く交わした唐門選手は3位となりそのままゴールで見事予選通過!
レースではこの様なクラッシュで順位が入れ替わる事もあるので、見る側もとても楽しめます。またブイを回る際にダウンループせずに後続選手を妨害したり、風上から風下の選手のカイトに当てたらペナルティがつくなどかなり細かくルールが設定されています。
この日の唐門選手のベストリザルトは7位でその後のレースでは予選通過がなく初日は11位で終わりました。
明日も昼からレース予定です。

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